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95 11月14日。去る者来るもの…

 7月にピーサンが旅立った後、ひどい消失感におそわれた。あいつは今年7歳、野鳥としてはかなり長寿だと思う。来年は戻って来ないような気がしてならない。7月21日にボクが留守の間に旅立ったと思ったが、翌日と翌々日夕方1羽だけで戻り顔を見せた。「あれ、まだ居たの?」と言うと「挨拶してなかったからね」そう言うと飛び去った。あれが最後かなぁと気分は沈む。
 人がどんな気分でいようが歳月は進む。すずめ達やポッチ君と過ごすうちに11月 になった。 O公園にはジョウビタキが戻ってきた。遠いシべリヤから小さな身体でよく戻ってきたものだ。春に撮影のモデル代としてミルワームをあげていた場所だ。カメラを持って近づくと「ヒッ」「
ヒッ」「ヒッ」と鳴いて縄張り宣言をする。同じかどうか分らないが、きれいな雌だ。

足が痛いの…
おいしいね…ハッチのエサも貰う…

 いつ振り向いてもモグモグとエサを食べているナナが…。

 居るのが当たり前になっていたナナ(モググループの7/2歳)が消えた。11月になって姿が見えない。以前一ヶ月くらいどこかへ行っていたことがある。だからその内に戻って来るだろうと気にしていなかったがもう2週間。仲間と遠征にも行かなかったし、あんまり遠くへは行かないタイプだった。よそに行ってあんなにのんびりと食事できる場所があるのだろうか。
 振り向いても居ないともの足らない。「やっぱりここがいい」 とケロッとして帰ってくるといいな…。

 今期のすずめ達 は常連が8〜9羽に決まった。だれがきめるのか毎年ほぼ同じような数だ。それに準常連が10羽〜20羽くらい。この”準”の連中は来たり来なかったりする。常連は親のモググループとその子のモコグループが中心でそれに他所から来た新人達が混ざっている。繁殖期にはあんなに沢山いた子供のモコ達の大半は新天地を求めて旅に出た。

  先月あたり「アサギマダラ」という蝶が名古屋の公園で見つかった。羽にマジックで数字と記号が書かれている、写真に写した人がネットで調べると放たれた場所が分かった。群馬県から放たれたものだった。まだ旅を続け沖縄周辺まで飛ぶようだ。すずめも旅をする。新潟で放たれたすずめが九州で見つかった例もある。どこへ行ったのかなぁ…。
  シべリヤから来るジョウビタキ、マレーシヤへ帰ったサンコウチョウ、すずめ達、それにピーサン。みんな旅する鳥…。



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