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5 9/月22日。ひよどりの「ピーサン」達はどうしたのだろう?もう二ヶ月も姿を見せない。近くの公園を探してもヒヨドリを見かけない。街の中にいるのは取り残された子供の二羽だけ。北の山へいったのだろうか、それとも不順な夏を嫌って早めに南へ渡ってしまったのか?。干しぶどうパンもオレンジジュースも買って待っているのに…。街に居着いたと思っていたが、突然「渡り」の本能が戻ってきたのだろうか。とても寂しい毎日です。雀も親の世代は河原や田んぼに行ったようで、今年の夏に生まれた六羽だけが相変わらず遊びにくる。
10月9日。公園にひよどりの鳴き声が響くようになった。山で過ごしたらしいヒヨドリ達は「しじゅうから」と一緒に帰ってきた。すずめの親たちも帰ってきた。このあたりの徳川公園は色々な鳥達のさえずりで賑やかになった。…が「ピーサン」達だけ帰ってこない。考えてみれば、「ピーサン」は親にはぐれた子どもだった。どこへ行っていいかも分からず、すずめの後をついて歩いていた。「コピー」や「チピー」といった子どももでき、この辺ではボスだった。なんでも自分で考え行動していた。親がいたら「渡り」なんかしなくてもいいよと教えたのだろうが、突然本能が蘇ったのかも知れない。涼しかった夏に、もう秋だと勘違いして南へ渡って行ったのだろう。とすると、帰って来るのは来年の春か…ヒヨドリを見かける度に呼び掛けてみるが返事はない。「帰ってくるよね」と写真に語りかける寂しい秋です。

毎日遊びに来たころの「ピーサン」の写真
11月21日。朝、事務所の窓を開けて口笛を吹くと、どこからとなく6羽の雀がぱらぱらと集まって来る。事務所の中に来るのは、今年生まれた6羽の雀の子供達だけ。去年生まれた「セブンベイブス」と親のホンペ夫婦は姿を見せない。「縄張り」を譲ったのだろうか?この6羽は近くの街路樹で寝ているようで、夕方になると街路樹でペチャクチャおしゃべりをしている。公園にはヒヨドリはいっぱいいる……「ピーサン」たちは今頃「四国」辺りで暮らしているのだろうか?ヒヨドリは「漂鳥」=気紛れにどこか遠くへ行ってみたりする鳥、らしい。人間もそんな風に生きていくのも悪くないかな。


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